準備

全社会人に対して釈迦に説法だが、仕事をしている時間が全て心地よいわけではない。あるいは結果を得るためにときには苦しくて、辛い状況を過ごすほうが多い。皆そのように実感しながらその折々のタスクを仕上げるために頑張っている。それで出された結果を関係者と共有して、お互いにそれなりの充実感を胸に次のタスクへと移っていく。

しかし趣味やレジャーの時間でさえ、似たような展開かもしれない。準備は案外めんどうくさくて面白く無くて、でも作品ができ上ったり、キャンプファイヤーで燃える火を囲んで皆ではじける時、下準備に掛けた時間の苦しさが報われる。料理もよく似ていて、野菜を丹念に洗い、根菜の皮を剥いて、時に面取りもして・・・、食べるときはあっと言う間。ただ「食べるときは一瞬だ~」と料理人やお母さんが文句を言っているのを聞いたことはない。もちろんよく味わって感謝しながらいただくのは基本的な礼儀、何より食べるひとの身体に良いので、よく噛むことはおススメである。

結局、仕事も趣味も多勢でのレジャーも、そして美味しいお料理も、一瞬の「やった!」「楽しい」「ああ美味しい」がお互いの人生に軌跡を描き、余裕ある平和な社会を進めていくエネルギーとなるのだろう。私もひとつ、より良い結果を思い浮かべながら、こなさなければならない準備をもう少し頑張るとしよう。

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